今日の株【2023年10月19日木曜日】

今日の株

前日の米国株時間の動き

◯注目されたイベント

ベージュブック

◯大枠での動き

債券:金利上昇。新高値。

商品:農業商品系上昇。

株式:ほぼ全面安。アフターコロナやハイテク弱い。

   原油系、船系上昇。

◯解説

最近の金利の上昇に歯止めがかからず、新高値をつけた。よって株は反対に下落。多くの銘柄が3%以上の下落を見せた。特に昨日のUALの決算に引きずられる形でアフターコロナ系の下落は大きい。ハイテク株も大きく下げて、ARKKは-4.47%。

ヨーロッパの恐怖指数は21.64ptで目立った上場だったのだが、米国のVIXは19.22ptで目立った上昇にはならなかった。

時間外で決算などにより大きく動いている銘柄がある。NFLXは+12%。TSLAは-4.2%。AMATは-2.3%。LRCXは-4.3%。

金利の上昇がとにかくキツイ。高値を取って上昇して、すぐに下落してくれないと、本格的に株が売られかねない。相場の転換点に立っている意識を持って、機動的にポートフォリオのリバランスをする必要がある。

米国の動きを受けた本日の日本株戦略

◯戦略

1.大型半導体売り

2.ハイテク売り

◯解説

金利の上昇を受けて、株は下落している。現物が寄ったところからも売りが出る可能性は高い。売りから入るのが正しいと思う。ただ、中型の半導体は売りたくない。売るなら大型の半導体だろう。中型の半導体の需給は非常に良いため、中途半端な打撃では下落できないはずだ。長い時間をかけて調整してからか、強力な打撃がないとなかなか下がれないだろう。他方で大型は比較的需給は良くないので、今日のデイトレで売ってもある程度値幅が取れると思う。

2つ目の戦略に、半導体とは別にハイテク売りと記入したが、これは52週安値を更新してくるような銘柄を売りで入るのが良いだろう。あまり深追いはせずに、寄り付きや、揉み合いの下抜けを素直に売るような形で立ち回れば低リスクに値幅を取れるのではないか。

米国債券金利の高値更新が痛いので、株を買いで入るのが難しい。ただ、新値をすぐに打ち消すような動きがあれば買いにいかなければならない。難しい局面にいることを認識して、割り切ることを意識したい。

本日の日本株の振り返り

◯目立った動きをした銘柄

1.大型半導体

2.REIT

◯解説

ほとんんどの銘柄が寄り付きから安く、そこから積極的に売っていくのが難しい相場だった。大型の半導体株は3%ほど安く寄ってから、多くても2%ほどしか追加で下落できなかった。

中型の半導体株の値持ちは良かった。TOWAに関しては本日も52週高値を更新して上昇していった。だんだんと加熱感が出てきたので、いつでも大幅安が出てもいいように慎重に立ち回りたい。

日本も金利が上昇して10年債利回りが0.8%を超えてきている。そんな状況下なのに今日もREITの動きは堅かった。大引前に少し下落したものの、債券利回りの上昇に対して下落が小さすぎるように感じられた。悪材料の中で上昇できる強さがある。

総括

いずれにしても、米国債券利回りに左右される。