前日の米国株時間の動き
◯注目されたイベント
GoogleとMicrosoftの決算
◯大枠での動き
債券:揉み合い
HYGやLQDはしっかり上昇。
商品:砂糖、ココアなどずっと強い
株式:ナスダック中心に上昇。ARKK+2.94%
RTX、GE、NEEなど決算銘柄が上昇。
下落はOIL GAS、運輸など。
◯解釈
決算期に突入してきているので、全体相場について考えるよりは、決算銘柄の動きに注目していくべきだろう。AfterHoursでGOOGは-6%、MSFTは+4%となっている。本日も500社以上が決算発表を予定している。日中にはTMO、TMUS、BAなど。引け後にはMETA、IBM、NOW、KLACなどが決算を予定している。METAは間違えなく日本の全体相場に影響を与えるだろうし、KLACも半導体を中心に影響を受けるだろう。大抵の場合は短期的な動きになりやすいので、ポジションがある場合は1日2日ボラティリティが上がっても動じないようにすべきだろう。
米国の動きを受けた本日の日本株戦略
◯戦略
1.なし
◯解説
全体相場を見て何かを積極的に取引するには材料不足に感じて戦略を立てられなかった。基本的にはハイテク系を買いで入りたいが、米国を見た感じではそこまで勢いは出なそう。
やるとしたら決算取引だろうか。
10月23日の裁定取引の残高が昨日発表されたが、買い残が+75万株、売り残が-7992万株となっていた。誤報なのかよくわからないが、見たことないほど大きい数値なので、10/23日の水準は常に注意しておきたい。
本日の日本株の振り返り
○注目の事象
・決算を受けてラクス、シマノが大きく上昇。対して東映アニメやオービックが大きめの下落。
・REITが堅調。
・コスモエネルギーは村上ファンドの材料があり大幅上昇。
・ゼンショー、森永、サイゼリアなどのリテール系の銘柄が強い。
・Appier、フリーといったマザーズ銘柄は特に弱い。
・日本郵政や幾つかの地銀株が52週高値。銀行への資金流入は続いている模様。
・GMOPGのここ二日間の反発での売買代金が凄まじい。
・中国Country Gardenのドル建て破産ニュースで大引前に先物が大幅下落。
○解説
先物は堅調に思われたが、14時台のCountry Gardenのニュースを受けて墜落。結局一日中揉み合うような形で終わった。
個別株は上げ下げまちまちで、ザラ場の取引で儲かりそうな銘柄の見当をつけるのが難しかった。ゼンショー、森永、サイゼリアが良い動きをしていたが、今日買うための根拠を見つけられなかった。(サイゼリア連日52週高値を更新しているのでギリギリ見えていた、、、)
グロース優位の展開になるかと思っていたが、グロースが劣後しているように見えた。日本郵政や地銀が52週高値をとっているということは、その手のバリュー株にもまだ需要があるということだろう。銘柄は慎重に検討していきたい。
総括
決算中心の取引をしていきたい。