前日の米国株時間の動き
◯注目されたイベント
パウエル講演
◯大枠での動き
債券:金利上昇
商品:農業系以外上昇
株式:原油系上昇
建設、バイオ、薬品、輸送、半導体など安値。
NFLX+16%、TSLA-9%、LRCX-6.27%
◯解釈
債券利回りは上昇して、10年債利回りは5%間際まで。他方で長短金利差は縮小。株にとっては最悪の状況が続く。多くの銘柄が直近の安値を割る動き。VIXは21.40ptで直近高値を更新。Feer and Greed Indexは28pt。全体として恐怖感が強い。
米国の動きを受けた本日の日本株戦略
◯戦略
1.中型半導体の買い
2.ハイテク売り
◯解説
すでに先物が1%以上下落しているので、ここからさらに下落を売りに行くのは勇気がいる。もし全体の雰囲気が現物がよりついた後も悪いようであれば、ハイテク株を中心に売りで対応したい。
他方で、中型の半導体株は買いで対応したい。流石に今日こそは安く寄るだろう。一定の売りが出てくる可能性は高い。ただ、売り一辺倒の動きにはならないだろう。どこかで買いが湧いてくる局面があれば、一緒に乗っかりたい。
本日の日本株の振り返り
◯目立った動きをした銘柄
1.第一三共
2.西松屋
3.SHIFT
4.TOWA
◯解説
ハイテク株が絶望的に下落するような日にはならなかった。寄ったところからの下落はさほど大きくはなかった。大型の半導体は寄ったところからだいぶ下落率を縮小したし、マザーズ指数は下髭をつけて上昇した。
中型の半導体株に変われる局面があれば一緒に買いたいと思っていたが、後場までその機会は訪れなかった。前場の下落は正直に言って凄まじかった。最近の急な上昇の反動を見せつけた。本日の動きを初押しと捉えて、今後高値を更新できるかに注目したい。
第一三共はメルクとの材料で14%上昇。西松屋はエフィッシモが大量保有で14%上昇。SHIFTは材料無く5%の下落。ベイカレントが安値更新し、SHIFTが大幅に下落をしているのを見ると、一つの時代の終わりを感じさせられる。今後彼らのような相場を引っ張る銘柄が出てこれるかに注目したい。
総括
債券利回りは上昇して、10年債利回りは5%間際まで。他方で長短金利差は縮小。株にとっては最悪の状況が続く。