前日の米国株時間の動き
◯注目されたイベント
なし
◯大枠での動き
債券：金利大幅下落
ドル安
商品：砂糖、ココアあたりは上昇
株式：まちまち
◯解釈
ラッセル2000とDOWは下落。S＆P500も下落なのだが陽線。NAS100は上昇だが少し上髭。
上昇が目立った個別株はMGMが+3.94%。アフターコロナ系の銘柄が3%以上上昇している銘柄が多い。NVDAが3.84%。半導体が全体的に変われたというよりはNVDAの上昇が目立った。
下落は買収ネタが出たCVXが-3.69％。つられてかわからないが、他の原油系の銘柄で売られた銘柄が多い。
やはり本日目立ったのは債券の上昇、金利の下落だろう。ハイイールド債も、高格付け債も同様に上昇。10年債利回りは9時半の寄り付き前に5.02%超えまで上昇したが、次の瞬間には5%を割れていた。この値動きを見て債券利回りの下落を確信した。債券利回りの下落はハイテク株にとって追い風なので、寄り付き後少し売りが出た後は非常に強く推移した。
米国の動きを受けた本日の日本株戦略
◯戦略
1.ハイテク買い
2.銀行売り
◯解説
米国債利回りの下落は日本のハイテク株にとっても間違いなく追い風になるだろう。よってこれまで非常に強い圧力で売られてきた銘柄や、なぜか値持ちが良かった銘柄を買うと期待値が高いだろう。
また、債券利回りの下落を見て、銀行株を売りから入るのが安全だと思う。前提として、今朝の先物は高く推移しており、安いところからの現物ギャップアップはとりあえず売りから入るのが定石だ。まず銀行売りから入り、全体の行く末を見守るべきだろう。
前述したように、朝一から現物株を買いで入るのはリスクが高い。朝から上がり続けるケースもあるが、それは日中足の高値をブレイクしてから買うのが最も安全だ。まず、溜まった売りが出てくることを想定して売りをメインで取引して、ザラ場中盤に相場付きが変わったところで買いをメインの取引に切り替えていくべきだろう。
本日の日本株の振り返り
◯目立った動きをした銘柄
1.ハイテク
2.マザーズ
3.ニデック
◯解説
朝一は31,200円ほどで推移していた日経平均は現物が寄ると一直線に下落して30,500円台まで下落。10時半に安値をつけると、そこから大引けまで上昇して下落をほとんど戻した。売りが出てくることは想定していたが、昨日の安値を破るほどの下落になるとは思っていなかったので正直驚いた。
朝一は決算でミスしたニデックや、レーティングの引き下げが来た川船などが目立って下落。銀行株も少し高くよってから強い売りに押された。10時半になるとハイテクを中心に反発開始。マザーズは目立って上昇して相場を牽引した。
本日の大型株の上昇率上位はベネフィットワンやGMOPG、Monotaroなどの売りが目立っていたハイテク株。小型株はマザーズ銘柄が列挙された。
52週安値更新銘柄は約1,000銘柄。ただ、日足に大きな下髭をつけた銘柄が非常に多く、相場の転換を期待しても良い日になったと思う。
総括
10月の安値を背中にして取引していきたい。
